Vol.1_白血病と診断された日

私には3人の娘がいます。

そのうちの一人、次女が2021年1月15日(金)発熱したため、近くの病院に連れて行きました。

私は外せない仕事だったので、嫁さんが連れて行ってくれたのですが・・・

発熱から採血、そして大きな病院へ

世の中は、新型コロナウイルス流行の真っただ中。

発熱外来扱いで、コロナ前とは勝手が違い、何かと時間がかかります。

我が家としても、このタイミングなので、ついにコロナ感染かなぁと危惧していました。

我が家では他の都合もあって、コロナ感染にはけっこう気を付けていたんですけどね・・・

(他の都合の正体は、「ネフローゼ症候群」詳しくはこちら)←後々綴ります。

熱は38℃以上あり、顔色も悪かったのですが、コロナのPCR検査の判定は”白”

このままただの風邪と診断されていたら、白血病に気づかれなかったかもしれません。

改めてお医者様に感謝です。

気になる点があったのか、血液検査をすることになりました。

血液検査の結果で・・・

血小板の数値が異常に低く、白血球の値も正常値を大きく超えていました。

その後は、立って歩くのもしんどいんじゃない?と看護師に言われ、

車椅子で移動していました。

白血病と診断される前の症状

私の娘の場合は、発熱がきっかけとなります。

その他、ぶつけた覚えが無いのに、広がっている青あざ。それと、全身の倦怠感でした。

「もっと早く気付けたんじゃないか」といろいろ調べましたが、

たまたま健康診断などでタイミングよく気付かれない限り、なかなか気付かれにくいそうです。

結局、最初に行った病院では、もっと精密な検査をした方が良いと言われ、

近くの大きな病院に行くこととなりました。

仕事中の私には「血液検査の結果がおかしいから、大きな病院に行く」

と連絡があり、血液の検査結果の数値が送られてきました。

私は医者ではありません。

特別病気に詳しいわけでもありません。

でも、生きていると勝手に入ってくるいろんな情報から、

真っ先に「白血病」を疑いました。

素人が見てもそう思うくらい、数値が異常でした。

今の世の中は便利なもので、血液成分の正常値くらいは簡単にわかります。

そこからの病名判断については、ネット上の情報に委ねる気にはなれませんが、

いくつかの可能性が見えてしまいます。

知れることはありがたいと思いつつ、ある種、恐怖です。

「これって仕事どころじゃないんじゃないか?」

人間て不思議ですよね。

いろんな数値が、「白血病」としか思えない状態でも、

「医者じゃないからわからない」「まだ決めつけるのは早い」と

ある種、都合の良い事を考えるんですよね。

「信じたくない」という思いもあってですが・・・

結局、次に紹介された大きい病院では、

「白血病の疑いがある」と言われ、大学病院を紹介されました。

午前中に発熱外来に行ってから、夕方前には大学病院に・・・

それだけ状態が良くなかったんでしょう。

改めて採血され、結果・・・「白血病」とはっきり言われました。

白血病と診断され愕然

夕方、まだ私は仕事中でしたが、その報告を嫁さんから受けて、愕然としました。

衝撃が大きすぎて、3年経った今では、その時どういう感情だったか思い出せません。

ただ、「もっとしっかりしなきゃ!」「家族が暗くならないようにしよう!」

と誓ったのだけは覚えています。

2021年1月15日(金)娘は即入院でした。

タイミング悪く、私は次の土日は外せない仕事。

嫁さんに入院準備などを一通りお願いするしかできませんでした。

バタバタと土日は流れ、入院してから3日後の月曜日、

夕方に病院に呼ばれ、詳しい病名が告げられます。

「急性骨髄性白血病」

昔とは違って、完治している人もいるから、頑張りましょう。

そんな感じの事を言われた気がします。

血液検査だけではなく、染色体検査や、遺伝子検査もしながら、

まずは「抗がん剤治療を早急に始めましょう」となりました。

気持ちが置いてけぼりになるくらい、早い展開でした。

でも単純に、少しでも早く治療を開始しないと、命に係わるから。

抗がん剤治療のリスクと流れの説明を受け、長い闘病生活が始まりました。

今回の思い出話はここまで。

また次回綴っていきますね。

コメント