就業日数を計算するNETWORKDAYS関数の使い方

Googleスプレッドシートを使って、営業日の計算を簡単に行いませんか?

NETWORKDAYS関数を活用すれば、祝日や週末(土日)を考慮した営業日の日数を簡単に求めることができます。

今回は、初心者向けにNETWORKDAYS関数の使い方を詳しく解説。

具体的な例や使い方のコツを紹介しながら、営業日の計算を効率化する方法をわかりやすく解説します。

営業日の数え方に悩んでいる方には必見の情報です!

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NETWORKDAYS関数の構文

NETWORKDAYS関数とは、土日と指定した休日を除いて、開始日と終了日から就業日数(営業日数)を計算してくれる便利な関数です。

NETWORKDAYS関数の構文は以下の通りです。

=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [指定した休日])

日付間の計算は、「終了日 ー 開始日」で普通に計算できますが、それでは土日が間にあった場合でもカウントしてしまうので、実際の営業日数は計算できません。

そこで活用できるのがこのNETWORKDAYS関数になります。

NETWORKDAYS関数の使い方

それでは実際にNETWORKDAYS関数を使っていきたいと思いますが、その前に「指定する休日」の準備をします。

「指定する休日」には、内閣府のホームページに国民の祝日がcsvデータとして公開されているのでそちらを利用します。

データをダウンロードし、必要部分だけ抜き出し成型したのがこのデータです。

この「国民の祝日」データはセル範囲E2:E22にとりあえず置いておきます。

データのインポート方法などはこれらの記事を参考にしてくださいませ。

そして、開始日をセルA2、終了日をセルB2とし、指定した休日としてセル範囲E2:E22の値を参照していきます。

その式として、NETWORKDAYS関数をセルC2に記述すると下記のようになります。

=NETWORKDAYS(A2,B2,$E$2:$E$22)

その記述した結果は下図のようになります。

いずれも2月5日(月)を開始日として営業日数の変化を見ていきます。

2月5日(月)と同じ週である2月9日(金)までは、2月5日(月)を「1」として、1日ずつカウントが増えていますね。

重要なポイント

そして2月10~11日は土日なのでカウントせず、2月12日(月)は、「指定した休日」として指定してされているので、土日同様カウントしていません。

なので、2月13日(火)以降から再びカウントが始まります。

ガントチャートなどで活用

Googleスプレッドシートのテンプレートに下図のような「ガントチャート」のテンプレートが有ります。

赤枠で囲んだ部分で「期間」が自動的に計算されるようになっていますが、なぜかデフォルトでは「DAYS360関数」が仕込まれています。

それなりの意図があるのかもしれませんが、個人的にはこの部分には今回使ったNETWORKDAYS関数を使って、実際の営業日数をカウントする方が良いのではないかと思います。

また、今回は内閣府で提供されている「国民の祝日」を元にしました。

このデータは非常に便利なので活用していきたいところですが、実際には正月休みや会社独自の休日などもあるでしょう。

「国民の祝日」データを元に、会社や組織独自の休日を追記して、「指定した祝日」の元データとして活用することになると思います。

「国民の祝日」データは振替休日や、祝日と祝日の間の休日など、特殊な休日もデータとして反映されているので、年間行事などを作るときは非常に便利なデータです!

まとめ

NETWORKDAYS関数を使えば、実際の営業日数を簡単に計算することができとても便利ですね。

覚えておいて欲しいのは開始日を「1」として数えること。

WORKDAY関数など、関数によっては起点を「0」として数えるものもありますので、ちゃんと使い分けて覚えておくと良いでしょう。

また、土日以外の休日については、スケジュール管理をする上では重要な情報です。

内閣府の国民の祝日データをうまく活用すると間違いや手間を減らす助けになりますよ!

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