あんずの甘露煮!?

あんずの甘露煮

いつもはあまり寄らないスーパーに行ったら、久しぶりに見つけました!

青森の人なら、一度は食べている気がするんですが、

「あんずの甘露煮」というものです。

実はちゃんとした名前がよくわかってなかったんですけどね・・・(汗

小さい頃によく食卓に出てましたが、青森以外では(少なくとも宮城では)見たことがありません。

味はというと、赤シソ風味でほのかな酸味のある甘~いあんず。

ご飯が進むかっていうと、箸休め的なポジションだなーと、今は思っていますが、おかずの一つとして子供のころは食べてました。


問題はこれを「梅」だとずっと思ってたこと!

「梅」も「杏」もバラ科サクラ属なので、まぁ、あながち間違いではないのですが、

婆ちゃんが「これは甘い梅だ!」と説明してたもんだから、子供のおいらはそのまま信じて大人になりました。

とは言え、婆ちゃんが嘘を言っていたのかっていうと、そういう訳でもなく、

実際に「あんず」の「八助」って品種は青森では「うめ」と呼ぶのが一般的で、大きさが違う以外は見た目で見分けがつかないのも確か。

品種的にも近いならそりゃそうか・・・

でも何かしら定義はあるのでは?ということで調べたら、

「梅」

  • 生では食べられない
  • 収穫時期が5月~6月
  • 果肉を種から外しづらい

「杏」

  • 生でも食べれらる
  • 収穫時期が6月下旬~7月
  • 果肉から種が外れやすい

ちゃんと違うけど、やっぱり難しい(笑)

しかも、どちらもバラ科サクラ属なので、近親種ということで、交配もしやすく、やはり見分けのつきにくいものは多いようです。

実際、有名な「南高梅」梅と杏の交配で作られた品種だそうです!

青森で「あんず」と言えば、こちらも良く食卓にでてました。


「しそ巻きあんず」は甘露煮じゃないので、ちゃんと酸っぱいです。

正確には甘酸っぱい、って感じですが、梅干しと同じ扱いをしていたので、もはや「梅」なんだか「杏」なんだか・・・・・

お土産にはなかなか選ばれない印象ですが、青森県人には身近な食べ物で、青森らしい一品なので、気になる方はぜひご賞味を!

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